被服の穏やかな(笑)短大の授業で不思議な何とも言えない気持ちになったことがありました。
日本の麻の歴史の授業でした。
大学の授業で先生がほのめかしていた(・・?話があって。ほとんのど内容を忘れてしまったのですが、何か謎であり、意図的な訳があり麻の日本での栽培が出来ないのだな~と私は受け取ったのを覚えています。多分、先生ははっきりとそのように言っていた訳ではなく、私が受け取った感覚的なものが今でも残っていると言うことなんです。
昔の和柄に麻の葉というのがあります。鬼滅の刃で市松模様と同様、一躍有名になりました。禰豆子(ねずこ)の着物の文様です。
禰豆子の着物で再注目!「麻の葉模様」は、江戸の女子にも大人気だったこと、知ってた?
https://intojapanwaraku.com/culture/127824/

と、言うことは昔は身近なもので麻の畑もたくさんあったのではないかと思ったのです。
学生の頃、服を作ったり、何か布を生地やさんに行くのですが、麻の布がなかなか手に入りませんてした。それがとても不思議でした。私はリネンのクタッとした、でもちょっと重たくしっとりした質感が好きです。生きた布の感触がするんです。
良質のものは本当に少なかったです。服地も高級品で国産は皆無でした。輸入がほとんど。最近は輸入ですが増えました。本当に嬉しいです。
最近知ったのですが、麻は昔から神事に使われるそうです。何百年、何千年も前から神事用に本当に大切に育てられている麻もあり、伊勢神宮などは地域限定で栽培されていると思います。合法的に一般の人が麻(大麻)を栽培するのは許されていないはずですので。
それだけパワーを持った植物と言えるのかもしれません。
ある方が面白い事を言われていたのですが、本当かどうかは分かりませんが、原爆があった時(落とされたとよく言われますが、諸説あるのでここではあったといいます)
麻が放射能を防いだと。麻の中にあった物が原爆から守られていたという話なのです。
えーっ、て思いませんか?
神事に使われる所以かとも思えるエビソードですね。
私個人的には石油利権が化学繊維を普及させて利益を得るために麻を日本から遠ざけさせられた理由の一つではないかと思っています。
そして神と繋がり、清らかだった日本人の心を絶やすため。これはちょっと言い過ぎてましょうか?
日本中で麻があちこち栽培される日がくると本当の平和がやってくるのかも知れないですね。
イラストで分かる麻の歴史
奈良晒とは
「最上」とされた麻織物の歴史と現在
https://story.nakagawa-masashichi.jp/craft_post/11541
今日もハンドメイドが出来ることに感謝します🌈🌈